「東京湾の秘境でダイビング合宿」

今回は合宿係を担当した映像サークルの弟分が執筆します。

先日、10月20日～21日にかっちゃま(千葉県鋸南町勝山)にてサークル有志で合宿を行ってきました。両日ともに快晴で殆どのポイントがダイブOKでした！人数限定のサンゴポイントにも行くことが出来、2日間、かっちゃまのポイントを十分堪能できました。 

参加者は、1日だけ参加の方も合わせて合計8名。利用サービスはかっちゃまDS、宿泊はダイビングサービスに近い民宿「おしなや」でお世話になりました。

かっちゃま(ダイビングポイントは勝山ではなく、「かっちゃま」と呼びます)のポイントを簡単に申し上げると、東京湾に面してます。なので、東京湾でのダイビングとなります。アクセスは都内から車で約90分。オープンしたのが2015年でまだ日が浅く、現地DSは駐車場も広く、建物も新しく、スペースも広く利用できてフォト派ダイバーには親切かつ便利な設計・設備となっております。漁協が経営しているDSでもあり、DSのすぐそばに漁協が経営する「なぶら食堂」があります。かっちゃまで潜った人限定の「ダイバー御膳」は味・ボリュームともに最高です。

今のところボートダイブのみで、港からボートで5分弱の浮島の周りにあるポイントが７つくらいあります。現在も新しいダイブポイントを開拓中のようです。

現地DSを利用する人はほぼフォト派ばかりで、経験本数も300本以上の方から、場合によっては2,000本以上潜っている方も来られます。ダイビング経験豊富なダイバーが多いのが特徴です（他のショップからツアーで来られるゲストは通常のファンダイブが多いです）。

ここのポイントのウリは、激レアなウミウシ。ここのウミウシは種類・数ともにホントに多く、ガイドに指されなくとも見つかります。あとは135年ぶりに発見されたという「ムギワラエビ」（オルトマンではないです）。更に2年くらい前にボロカサゴとかも出たことがあるようです。タツ系、エビ・カニ系やハコフグ系、カエルアンコウ、ハゼなんかも沢山いますので、マクロ系が充実しているポイントです。

ワイドだと、イワシやハナダイや南方系の魚の群れ、ヒラメ(これが結構大きい)、ソフトコーラル等々。ホント、何がでるか判らない雰囲気のあるポイントで、ナイトやってみたら相当面白い浮遊系生物も出てくるのでは？と思っています(現在、ナイトダイブはやっておりませんがいずれやりたいとのことby DS)。

今回、サークルの皆さんはウミウシ見てもスルーでした。笑

初めての海、しかもボートダイブなので、時間限定の中で撮影をしなければならない状況です。これまでのスキル・経験を試す「実戦」の場でした。また、そんな中で作品を残す為にはどんなセッティングや準備が必要なのか？普段水中でどんなスタイル・アプローチをしながら被写体と向き合って撮影するのか？どんなダイビングスキルが必要なのか？等、フォト派が集うダイビング合宿は非常に勉強になったと思います。

綺麗にホバリングしながらピタッと止まって撮影したり、岩につかまりながら片手で撮ったり、着底して撮影した後も砂を全く巻き上げなく移動したりとレベルは高かったです。スチールの人、動画メインの人、2台持ちの人、ワイドの人、マクロメインの人、それぞれカメラのセッティングが様々で、さすがハイアマチュアが集うサークルだなと思いました。

夕日が綺麗でしたが、日没時には雲に隠れて幻想的な雰囲気になりました。浮島左側の小島に円形の小穴が空いてますが、12月頃？の日没時に太陽が綺麗に穴に入るらしく、これを目当てに多くのプロカメラマンが集まるのだとか。

民宿「おしなや」さんの食事もお風呂も素晴らしく、料理とお酒に大満足の夕べを過ごしたのでした。

民宿での夜のセッションは、合宿初日に撮った写真をみんなで見て勉強会をしようと思ったのですが、皆さんお酒がまわったせいか、お疲れのようで、早めにダウン。。残念でした。

「東京湾の秘境：かっちゃま」、いかがでしょうか？今回、初めて来てハマッたので、来やすいこともあってまた通いたいという方もいらっしゃいました。

集まりやすい場所で、水中写真仲間と一緒に潜ってワイワイできて、こんな素敵な週末を過ごせるなんて、もの凄く貴重で贅沢な時間ですね。また、来年もぜひ合宿やりたいですね！

（次は、サークル先輩のやってるサービスがある館山/坂田あたりかな？）